高血圧症の治療は生活習慣の見直しに加えて、薬が使われます。血圧降下剤はどうやって血圧を下げるのか?身近な疑問にお答えします。

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◆高血圧と塩分について

割と、たかが塩分ととらわれがちだが、食塩の血圧上昇効果は疫学的にも有用なデータがあるため、無視できない。

日本人の約30〜40%が食塩過剰摂取で著名に血圧が上がる食塩感受性高血圧であると言われ、この高血圧では夜間高血圧 の人が多いということ、高率に微量アルブミン尿を呈するということ、酸化ストレスが亢進してインスリン抵抗性が上昇するなどの特徴を持つ。

日本人の食塩摂取量は3g/日が最も理想であると言われるが、現代社会の中でこの値以下に抑えることはほぼ無理なので、健常者は10g/日未満、高血圧患者 では6g/日未満が推奨されている。

この3gや6gという数値は、疫学的に深い意味合いを持っているといわれる。血圧値は、3g/日までは緩やかな低下を見せるが、3g/日を切ると急激に低下するというデータ、 6g/日と7g/日とでは血圧値が大きく異なっているとのことから、6g/日付近に血圧上昇の閾値があるとの仮説などが意味合いを持たせている原因となっている。

減塩によってどれくらい血圧が低下するかに関しては、個人差がありますが、だいたい6g/日減塩すると4mmHgほど下がると言われる。

まとめると、

1、 塩分は3g/日が最もベスト。できるだけ6g/日未満には抑える。
2、 6g/日の減塩→血圧約4mmHg低下

◆塩分と陽イオンについて

いくつかの陽イオン、特にカリウムが食塩による血圧上昇や心血管病の発症を抑制するという報告は少なくなく、実際に塩化カリウムを7.15g/日補充すると血圧が3.5mmHg 低下したとのデータがある。カリウムなどの陽イオンが多く含まれる食べ物としては、野菜や果物、小魚、乳製品などがあります。

ただし、糖尿病の患者さんは果糖(フルクトース)の多い果物を取りすぎると、末梢神経障害の頻度が高まるので注意する。

アメリカで推奨されているDASH食とは、野菜、果物と低脂肪乳製品の積極摂取、つまりカリウム、マグネシウム、カルシウム、食物繊維が多く、コレステロール、飽和脂肪酸の 少ない食事のことを指し、食塩との同時摂取で有意は血圧低下作用を示すとともに、このDASH食にはNa利尿効果があることが示されている。

まとめると、

1、 食塩と一緒に陽イオンを多く含む食べ物を摂取するとよい

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