高血圧症の治療は生活習慣の見直しに加えて、薬が使われます。血圧降下剤はどうやって血圧を下げるのか?身近な疑問にお答えします。

高血圧症の薬と治療高血圧症の薬と治療

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◆抗血小板薬

血小板が凝集するのを抑えることで、血流をよくする薬。抗凝血薬との違いは、血小板の中で作用する点。

全体図←図の点線内参照

抗血小板薬
動脈血栓に対して有効
パナルジン
(チクロピジン)
血小板細胞膜のGi蛋白を阻害することによりアデニル酸シクラーゼを活性化し、Caの遊離を阻害するとともに血小板 とフィブリノーゲンとの結合を阻害する。
副作用である肝障害、血小板減少性紫斑病、顆粒球減少症のため、投与開始後2ヶ月間は2週間後との検査。
1日2〜3回
プレタール
(シロスタゾール)
ネフローゼ症候群時の蛋白不足を避けるためにも使用される。
警告:脈拍数増加、狭心症発現があるので胸痛に気をつける。
ペルサンチン
(ジピリダモール)
シロスタゾールに同じ
バイアスピリン
バファリン81mg
(アスピリン)
アスピリン少量投与によりアスピリンジレンマを解消した製剤。飲みすぎると逆に血栓症となる。
バイアスピリンは噛むと15分、腸溶錠(胃へのSEが少ない)として4時間。
バファリンは吸湿性、胃で溶けないようにダイアルミネート(Al胃酸中和薬)配合剤で、30分くらいで効果でる速効性。
オパルモン
プロレナール
(リマプロスト)
PGE1誘導体。Gs蛋白を介して血小板c-AMPを上昇させる。
ドルナー
(ベラプロスト)
PGI2誘導体。Gs蛋白を介して血小板c-AMPを上昇させる。
アンプラーグ
(サルポグレラート)
5−HT2受容体遮断薬。セロトニンに拮抗することで血小板凝集抑制作用と、血管収縮抑制作用の二つの作用を示す。
エパデール
(エイコサペンタエン酸)
アラキドン酸との競合によりTXA2の生成を抑制する。

AT1拮抗薬
アンジオテンシンUタイプT受容体に結合しAUに拮抗する。緩やかではあるが確実な降圧作用を示す。 ACE阻害薬と同様に、心、腎の保護効果あり。脳卒中の予防に有用
ディオバン
(バルサルタン)
AT1受容体に選択性が高い(ミカルディスと同程度?)
ニューロタン
(ロサルタン)
AT1選択性=1000倍
ブロプレス
(カンデサルタン)
AT1選択性=1万倍。プロドラッグ
ミカルディス
(デルミサルタン)
AT1選択性=3万倍
オルメテック
(オルメサルタンメドキソミル)
プロドラック、高親和性AT1拮抗薬
共通の副作用:腎機能悪化、血管浮腫(カリクレイン系による血管透過性亢進)、めまい、頭痛

ACE阻害薬
心血管系の肥厚を改善させ、動脈硬化の進展を阻止する。糖・脂質代謝に悪影響を与えず、インスリン抵抗性を改善する。 尿蛋白の減少効果など腎保護効果、心不全・心筋梗塞の予後改善に効果的。動脈を拡張し、後負荷を改善、アルドステロン抑制 により前負荷も軽減。心筋肥大改善作用。インスリン抵抗性改善作用。亜鉛欠乏による味覚障害。
タナトリル
(イミダプリル)
糖尿病性腎症にも適応(腎保護)。プロドラッグ、空咳の発現頻度が低い、(T1/2:8h)
レニベース
(エナラプリル)
慢性心不全にも適応(心保護)
アデカット
(デラプリル)
速攻型、1日30〜60mg
インヒベース
(シラザプリル)
降圧効果はレニベースより強い(T1/2:53h)
コナン
(キナプリル)
プロドラッグ
エースコール
(テモカプリル)
吸収のよいプロドラッグ(T1/2:22h)
コバシル
(ペリンドプリル)
有効域が広く、血管リモデリングの改善作用あり(T1/2:53h)
副作用:服用者の20〜30%に空咳(痰は絡まない)、腎機能悪化、血管浮腫

利尿薬の作用部位はこちら

サイアザイド系利尿薬
腎尿細管再吸収など、利尿作用が弱く、主に降圧剤として使用される。遠位尿細管のNaポンプ(Na-Cl共輸送系)を阻害 →Na, H2O再吸収抑制 →相対的にNa-K交換機構活性化
フルイトラン
(トリクロルメチアジド)
低K血症は少量投与やAT2、ACE阻害薬との併用でかなり予防できる。 高血圧には1日1回の少量投与。浮腫には1日2回投与おk。
ダイクロトライド
(ヒドロクロロチアジド)
 
副作用:低カリウム血症高血糖(K低下によるインスリン分泌抑制) 、高尿酸血症(尿酸の再吸収が促進されるため)、光線過敏症、グリチロン、ジギタリス等で低K起こりやすくなる。

ループ利尿薬
降圧作用は弱いが腎機能を悪化させにくい。ヘンレ上行脚でNa、Cl受動的再吸収抑制 →尿の濃縮・希釈機構の抑制 →相対的にNa-K交換機構活性化
朝食、朝昼後に服用の1日1〜2回が多い。
昇圧アミンに対する血管壁反応性低下→手術前慎重投与
ラシックス
(フロセミド)
高血圧、浮腫に適応。
ルプラック
(トラセミド)
浮腫のみに適応
ダイアート
(アゾセミド)
うっ血性心不全、浮腫に適応
副作用:低カリウム血症  高血糖、高尿酸血症、難聴

K保持性利尿薬)
利尿作用も降圧作用も弱い。遠位尿細管〜集合管のアルドステロン受容体に拮抗 →Naチャネル遮断 →遠位尿細管のNa-K交換機構不活性化 →Na、H2O再吸収抑制
アルダクトンA
(スピロノラクトン)
うっ血性心不全に適応あり
副作用:高カリウム血症、女性化乳房  禁忌:ミトタン、タクロリムス

β遮断薬
内因性β刺激とは、ISA、交感神経が興奮しているときはβを押さえ、興奮していないときはβをわずかに刺激するISA-は心拍出量を減少させるため、狭心症、頻脈の患者さんに適している。心筋梗塞の再発や虚血性心疾患発症を防止し、 心不全の予後を改善する。脂質代謝への悪影響がある。ISA+は心拍出量を減少させすぎないため、高齢者や徐脈の患者さんに適している。 脂質代謝への影響が少ない。
β1選択性
(ISA(-))
ケルロング
(ベタキソロール)
β1選択性・・・気管支収縮作用、末梢血管収縮作用が弱く、糖・脂質代謝に影響及ぼしにくい。
セロケン
(メトプロロール)
テノーミン
(アテノロール)
β1選択性
(ISA(+))
セレクトール
(セリプロロール)
持続性
ピンドロールN
(ピンドロール)
膜安定化作用−
β1非選択性
(ISA(-))
インデラル
(プロプラノロール)
Cap1日1回。気管支収縮により気管支喘息、COPDを悪化させる。血管収縮、インスリン分泌抑制、グリコーゲン分解抑制。禁忌:喘息、チオリダジン、リザトリプタン
β1非選択性
(ISA(+))
サンドノーム
(ボピンドロール)
1日1回。プロドラッグ、持続性。効果はインデラルの倍以上。禁忌:チオリダジン、絶食
αβ遮断薬 アーチスト
(カルベジロール)
慢性心不全(ACE阻害、ジギタリス、利尿薬で治療中)にも適応
アルマール
(アロチノロール)
心不全には適応なし。インデラルより効果、持続時間↑。
副作用:

α遮断薬
交感神経活性が強い場合に用いる。前立腺肥大、糖・脂質代謝を改善する。
カルデナリン
(ドキサゾシン)
高血圧のみの適応。(T1/2:10h↑)1日1回
エプランチル
(ウラピジル)
前立腺肥大にも適応あり。1日2回くらい
バソメット
(テラゾシン)
前立腺肥大にも適応あり。1日2回から開始
ミニプレス
(プラゾシン)
前立腺肥大にも適応あり。
副作用:頻尿

α2作動薬
中枢のα2受容体を刺激
アルドメット
(メチルドパ)
 
副作用:

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高血圧症の治療

血圧降下剤の使い方

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