高血圧症の治療は生活習慣の見直しに加えて、薬が使われます。血圧降下剤はどうやって血圧を下げるのか?身近な疑問にお答えします。

高血圧症の薬と治療高血圧症の薬と治療

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◆α1遮断/α2作動薬

α受容体には中枢・末梢ともに存在するα1受容体と中枢のみに存在するα2受容体の2つがあります。 α1受容体は効果器側(臓器側)に存在し、血管収縮作用をはじめとして収縮反応全般に関わる。α2受容体は中枢にて、神経終末 に存在し、NEの終末内再取り込みを阻害することでα1作用に拮抗する(フィードバック)。

臓器 部位 受容体 反応
瞳孔散大筋 α1 収縮
血管平滑筋   α1 収縮
肝臓 グリコーゲン分解 α1 血糖上昇
膵臓 β細胞 α1 分泌抑制
膀胱 括約筋 α1 収縮
唾液腺   α1 粘稠性、少量分泌
脂肪細胞   α1 脂肪分解促進

α受容体のメカニズムは下図。



α1遮断薬
交感神経活性が高い場合に用いる。 膀胱排尿筋を弛緩させ尿道を広げる他、前立腺に広範囲に渡って存在するα1A受容体を遮断することで前立腺肥大による排尿困難を緩和させる 。
前立腺と受容体←前立腺の模式図
ただし、下記の薬剤は全てα1A選択的遮断薬ではないので、血圧は正常であるが前立腺肥大をわずらっている人には適さない。前立腺 肥大のみに罹患している人はα1A選択的遮断薬のハルナール、ユリーフなどを使用する。
また、α遮断薬はグリコーゲン分解を抑制することで血糖上昇を抑制し、膵臓からのインスリン分泌を促進する作用、血清コレステロール 減少、HDL上昇などの脂質代謝改善作用をもつため高脂血症、糖尿病を合併している患者さんに適する。
カルデナリン
(ドキサゾシン)
高血圧のみの適応。(T1/2:10h↑)、1日1回。
エプランチル
(ウラピジル)
前立腺肥大にも適応あり。1日2回
バソメット
(テラゾシン)
前立腺肥大にも適応あり。1日2回から開始
ミニプレス
(プラゾシン)
前立腺肥大にも適応あり。
副作用:頻尿など

α2作動薬
中枢の神経終末にあるα2受容体を刺激することで、血圧上昇にフィードバックをかける。
アルドメット
(メチルドパ)
 

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