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◆ARB/ACE阻害薬
これら二つはレニン−アンジオテンシン系において血圧上昇に関与するアンジオテンシンUの働きを抑制する薬剤です。
レニンの活性化によってアンジオテンシンUが産生されると、アンジオテンシンUは血管平滑筋に存在するAT1(アンジオテンシンU受容体
タイプT)と副腎皮質に存在するAT1に結合することで、血管収縮作用とアルドステロン分泌促進作用を示します。
| ACE阻害薬 |
アンジオテンシン転換酵素(ACE=キニナーゼU)を阻害することでアンジオテンシンUの生成を抑制する薬剤。
心血管系の肥厚を改善させ、動脈硬化の進展を阻止する。
糖・脂質代謝に悪影響を与えず、インスリン抵抗性を改善する。
尿蛋白の減少効果など腎保護効果、心不全・心筋梗塞の予後改善に効果的。
動脈を拡張し、後負荷を改善、アルドステロン抑制→Na貯留抑制
により前負荷も軽減。
ACEはブラジキニンを不活性型にする酵素であるキニナーゼUと同一であるため、ACEを阻害するとキニナーゼUを阻害することとなり、
結果としてブラジキニンが分解されずに、ブラジキニンによる生理作用が増強する。
←図の右下参照。
これが空咳の原因である。
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タナトリル (イミダプリル) |
糖尿病性腎症にも適応(腎保護)。プロドラッグ、空咳の発現頻度が低い、(T1/2:8h) |
レニベース (エナラプリル) |
慢性心不全にも適応(心保護) |
アデカット (デラプリル) |
速攻型、1日30〜60mg |
インヒベース (シラザプリル) |
降圧効果はレニベースより強い(T1/2:53h) |
コナン (キナプリル) |
プロドラッグ |
エースコール (テモカプリル) |
吸収のよいプロドラッグ(T1/2:22h) |
コバシル (ペリンドプリル) |
有効域が広く、血管リモデリングの改善作用あり(T1/2:53h) |
| 副作用:服用者の20〜30%に空咳(痰は絡まない)、腎機能悪化、血管浮腫、亜鉛欠乏による味覚障害 |
| AT1拮抗薬 |
AT1(アンジオテンシンUタイプT)受容体に結合しAUに拮抗し、緩やかではあるが確実な降圧作用を示す。
直接血管平滑筋に作用するだけでなく、アルドステロン分泌を抑制することで、Naの貯留を防いで血圧を低下させる。
そのため、ACE阻害剤と同様、心・腎保護作用がある。
脳卒中の予防に有用 |
ディオバン (バルサルタン) |
AT1受容体に選択性が高い(ミカルディスと同程度?)。血管収縮度=23.3 |
ニューロタン (ロサルタン) |
AT1選択性=1000倍。血管収縮度=67.5 |
ブロプレス (カンデサルタン) |
AT1選択性=1万倍。プロドラッグ。血管収縮度=90.2 |
ミカルディス (デルミサルタン) |
AT1選択性=3万倍。血管収縮度=16.1
CYPの影響を受けず、胆汁からほぼ100%排泄される。
血中半減期が20〜24hとARB中最も長く、24hにわたり持続的な降圧作用を示す。
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オルメテック (オルメサルタンメドキソミル) |
高親和性AT1拮抗薬。血管収縮度=95。
プロドラックでCYPの影響を受けず、前駆体は脱エステル化をうけてオルメサルタンに代謝される。
活性酸素を生み出すNADPHオキシダーゼの働きを低下させる。
その他、抗酸化作用、抗ストレス作用、インスリン抵抗性改善作用、エストロゲン作用増強作用(→抗コレステロール)、
脳血流増加作用あり。
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| 共通の副作用:腎機能悪化、血管浮腫(カリクレイン系による血管透過性亢進)、めまい、頭痛 |
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